「ジゼル」ボリショイバレエ イン シネマ
今月から始まった、月に1回、一夜限りの上映のボリショイバレエ。
「ジゼル」からスタートです。
ザハロワのジゼルは初めて観た。
一幕途中までは
さくさく話が進んでいくなーって感じで
内面の深みはあまり感じなかった。
アルブレヒトも可もなく不可もなくといった印象。
どうなんだろな。
私は「ジゼル」では
男性ダンサーがアルブレヒトをどう掘り下げてくるのかを
楽しみにしているので
物足りなかった。
通り一辺倒な感じ。
ヒラリオンではなく、ハンスは若々しい。
2幕のウィリに追いたてられるシーンでも
じたばた感がすごくて
あれは若さゆえなのか。
バチルダは優しげ。
しかし、やっぱり存在薄い…
一幕の群舞は活気ある感じがあって
そのへんはグリゴローヴィチだから?
楽しい感じ(^w^)
ザハロワは、1幕の最初辺りは
特にどうも…って印象だったけど
途中からだんだん、いい感じに。
狂気のシーンでも、じわーときました。
そして2幕がとっても素晴らしかった。
ザハロワ、空気のようでした。精霊でした。
ミルタもとってもよかった。
冷たくきりっと。
踊りも申し分ないです。
でも、アルブレヒトがやっぱり…普通な。
なんかもうちょっと、深みが欲しいものです。
来月は「くるみ割り人形」。
来年あるワガノワのを観に行く予定なので
これはパスしてもいいかな…
再来月の「椿姫」は是非みたいです。
ノイマイヤーの「椿姫」はまだ観たことないの…
映画館で観られるなんて嬉しい。
ジゼル スヴェトラーナ・ザハーロワ
アルブレヒト セルゲイ・ポルーニン
ミルタ エカテリーナ・シプーリナ
ハンス デニス・サヴィン
パ・ドゥ・ドゥ ダリア・ホフロワ/イーゴリ・ツヴィルコ
音楽:アドルフ・アダン
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ